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動画

オペラ「マノン・レスコー」より

    ”独り寂しく捨てられて”

18世紀末フランス。マノンは、デ・グリューと駆け落ちし、貧しい生活を送るが、豪華な暮らしに心揺らされ、貴族の愛人として豪邸に入る。だが、全てが虚しく、飾られた部屋も死のような沈黙が広がる。マノンは狂おしい愛に燃えた日々を思い返す。再び駆け落ちを試みた二人だが、宝石泥棒の罪で逮捕され、マノンは流刑となりデ・グリューと共にアメリカへ辿り着く。幸せも束の間、二人は再び逃亡する身となり荒野をさ迷い倒れるマノン。デ・グリューは水を探しに行き、マノンは真っ暗な荒野に独り残され、恐怖に絶望し朦朧とする中、幸せを妄想するが我に返り身の上を嘆く≪アリア:独り寂しく捨てられて≫。

オペラ「トゥーランドット」より

    ”氷のような姫君の心も”

自分に求婚するものに謎をかけ、解けなければ死刑にするという中国の美しき姫・トゥ―ランドットに心奪われたダッタン国の王子・カラフは、その謎かけに挑戦をし見事その謎を解く。結婚を拒む姫にカラフは「私の名前を明日までに明かせば私は潔く死のう」とトゥ―ランドット姫に謎かけをする。
姫は王子と共にいた女奴隷のリューを拷問し、王子の名を白状させようとするが決してリューは口を割らない。なぜ白状しないのか姫が問うと、

「氷のような姫君の心も、やがてあの方を愛するようになるでしょう。あの方が再び勝利する姿(姫と愛し合う姿)を見ないようにこの目を閉じましょう」と言い、短剣で自らの胸を刺して死ぬのだった。

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